意識の高い組織の見分け方
意識の高い人・組織の特徴はだいたい以下のような感じです
・常に自分の仕事の改善を考えている ・新しい情報を自分のものとして取り込めるか考えている ・イノベーションのジレンマに陥らないように、危機感を持っている ・新しい視点、新しいネタが無いか考えている
では簡単に分かる「意識の高い組織」の見分け方です。それは「雑談」の内容を聞いていればだいたいわかります。
・新しい・気になる・流行りの「製品」「サービス」「技術」について、雑談(議論)することがよくある ・哲学や倫理、歴史といった、何かしら学問について雑談することがある
逆にあまり意識の高くない組織では「◯◯製品の進捗がうんたら」「昨日誰がどうした」「どこどこへ行ったんだよ」など、いわゆる普通の雑談が多い傾向があると感じます。もちろん普通の雑談が悪いわけではないのですが、ここ最近の時代の流れは恐ろしく速いのは事実で、速さについて行こうとすれば必然的にアンテナの感度を上げておく必要があります。アンテナの感度の高い人が多い組織では、最新技術やサービスのトレンドについて、雑談することができます。
ここで「組織」としているのは、雑談は一人ではできるものではありません。二人以上のアンテナの感度が高い人が組織に存在していないと、この雑談が成立しません。実際には二人では少なすぎるんですけれども・・・
さて意識の高い人が多い組織では、この後に行動を起こす人が出てきます。雑談の内容から、技術を分解してみたり、流行っている理由を探ったり、最新の情報からフィードバックすることを自然にやるようになります。本当に素晴らしい組織であれば、テーマ的に部内勉強会やアイデア会議とかまで発展することもあるかもしれません(そういう組織は見たこと無いですが)
石井裕教授vs楽天よしおか氏-ハッカー魂を活かす環境の吉岡さんの言葉で「現場で仕事をしているときに、変化の流れが速いと感じるということは、我々のスピードが遅いということではないか、という危機感を常に持っています。」
これは非常に大事です。こういった意識を持って仕事をしていると、必然的に雑談の質が上がるはずです。逆に今の時代こういった意識で仕事をしていないと、スピードにはついていけなくなります。
さて、みなさんの組織はどうでしょうか?