組込みにおけるHTML5の意味
まとめ
今回の勉強会では他にもTizenやBlackBerryから見たHTML5や規格としてのHTML5、ユーザから見たHTML5の利点など、様々な角度からHTML5を観るという点で面白かったと思います。HTML5自体は規格と技術なので、それが誰にどう影響するのか?という視点は大事です。
今回、私は組込みとHTML5という、一見関係無さそうな両者をプラットフォームという括りで一つのシステムとしてプロトタイプを作成しました。私の中では「組込み」と「モバイル」と「Web技術」は統一場理論的な話であり「デジタル家電」とはこれらを統合したプラットフォームそのものだと考えています。そして、その路線をきっちり進んでいるのが、AppleとGoogle、そしてAmazonなどの企業だと思います。彼らはユーザ体験を大事にし、クールなコンテンツとデバイスをセットで提供することに長けています。
私は逆に「ユーザ体験」を「ユーザ自身が創れる」プラットフォームというの考えることが多いです。それが「究極のユーザ体験」になるだろうと半ば確信的なところもあるのですが・・・今回のオープンソーシャルな開発の先には、いずれユーザ自身が、パーツを組み立てるだけで、自分だけのユーザ体験を創れる可能性を示したかった。ということです。
ただその世界では開発者が必要なくなるかもしれません。それは残念なことかもしれませんが、それはきっと正しいのだと思います。その時は別の商売があるのでしょう(ディアゴ◯ティーニでプリ組立シリーズ全10巻とか・・・)
HTML5のブラウザ的な問題とかは実は大変なんだろうな。とは思いつつも、開発環境やプラットフォームとしてのブラウザがあると考えれば、ユーザに非常に大きなメリットが生まれてくるのではないでしょうか。
さいごに
このデモンストレーションですが、もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ご連絡頂ければと思います。可能であればデモを見て頂き、意見を聞かせて頂きたいですし、ディスカッション等もしたいと思っています。連絡先はTwitterにメンションをいただけると反応しやすいです。よろしくお願いします