MAKERSとかAndroidとか
Android Advent Calendar 2012 17日目(12/17)の表担当@tomo_watanabeです。
17日目裏の担当は@Toro_kunさんです。
MAKERSとかAndroidとか
今回は最近話題になっているMAKERSとかAndroidとかを考えてみようと思います。
Androidってどんな位置付けだっけ?
ってことで独断と偏見で下記のように置いてみました。仲間違いが居ても気にしないように。
Androidが出たときは、モバイルとしてはiPhoneとWindowsCE(当時)くらいしかありませんでしたが、昨年辺りからFireFoxOSやTizenといった新しいモバイル技術がHTML5を後ろ盾に来年あたり注目を浴びそうな気配がします。こういった新しいモバイルはiPhoneとAndroidから始まり、今後も楽しみな分野です。
さてこうなってくると、縦軸を整理してサービスやプロダクトを開発するという動きが出てくることになります。今はままだiPhoneやAndroidのアプリやWebアプリが中心ですが、Webとデバイスを繋げるようなプロダクトが今後多く出てくると予想されます。
Androidを取り巻く環境の変化
最近話題になっている「MAKERS」では、自分で欲しいものは自分で作る的な流れから、グローバルニッチな製造業の出現を予想しています。この流れはおおよそ合ってると思いますが、それが直ぐに来るのか?あるいは5年後になるのか?という感じでしょう。方向としては新しい製造業が生まれる機運があるとしたときに、Androidをやるメリットがあるのか?先日行われたMaker Faire Tokyoを見てきた感じでは、数年前はMacを使ったプロトタイプが多かったのが、ここ最近は電子工作そのもので、よりプロダクトに近いもの。Arduinoを使ったプロトタイプっぽい展示が多くなってきた気がしました。個人的にはMacを使っていた部分がAndroidに置き換わって行くのではないかと考えていたのですが、ここへきてプロトタイプはマイコンで、製品は電子工作で行うという流れになっているように感じました。
MAKERSとAndroidと
では将来的に見てAndroidをやる意義はあるのでしょうか?ちょっと乱暴な図を作ってみました。
Webとモバイルとデバイス。これらをプロトタイピングするには、iPhoneやAndroidの技術は欠かせません。ハードはArduinoを使えばプロトタイプ作成などは十分可能です(プロタイプ軸)ただし今後注目されそうな分野、HTML5や自分で造るデバイスなどをやるとすると、電子工作・回路のレベルでの技術が必要になってきます(MAKERS軸)いずれにしてもモバイル技術はこれからも中核になる技術として必要であり、AndroidやiPhoneのアプリが作れるというのは必須技術になってきています。その上で、HTML5やハードを学ぶという...いや結構大変な気がしますが、これらの分野のうち2つについてはある程度のスペシャリストとして技術を身につけることが重要になってきます。
それでもAndroidをやる理由
ハードを勉強しようとすると電子回路に手を出すことになります。AndroidではADKという拡張機能を使ってArduinoと連携することがかなり容易にできるようになっています。ハード寄りの人はAndroid + Arduinoで何か作って、クラウドと連携を行うという課題を立てればWebとの連携を勉強できます。Androidを学習することはこのように周辺技術を上手く取り込み学習することができるメリットがあります。
まとめ(オチ)
デバイスの連携としては実は現状ではiPhoneの方が面白くなりそうだったりします。Bluetooth4.0(Bluetooth Low Engergy)にiPhone4Sから対応しており、対応ハードもチラホラ出て来ています。Arduino対応のシールドも出てきそうですし、今後はBLE対応が注目です。BLEやりたい人はiPhone4S以降を買いましょう(あれ?
"Google Android"はGoogleの管理下で、彼らの市場はグローバルマスであり、グローバルニッチではありません。そのためGoogle Androidをそのまま使うことは難しく、今後AOSPを使うのか?他の選択肢があるのか?というのが課題になりそうです。
個人的に、来年はGoogle本社に行ってグーメン(元記事なぜか削除されてる( ゚д゚))してきた村上総裁が「Androidもうええねん」という本を出版して
総裁「諸君らが愛してくれたAndroidは死んだ、何故だ!」 はまっつ「坊やだからさ・・・」
というやりとりが行われるとワクテカして、今年を締めくくりたいと思います。
グーメン